ONNX Runtimeの推論エラーとモデル互換性問題
ONNX Runtimeの使用中に推論エラーとモデル互換性問題に遭遇する場合があります。本記事ではこの問題の原因と解決方法を詳しく解説します。
エラーの症状
ONNX Runtimeでモデルを読み込み・推論する際に「InvalidGraph」「Type mismatch」「Provider not available」などのエラーが発生します。
原因
1. OpSet バージョンの不一致
モデルのOpSetバージョンがONNX Runtimeバージョンでサポートされていない場合です。
2. GPU Providerの未設定
CUDAExecutionProviderが利用できない環境でGPU推論を指定した場合です。
3. 入力テンソルの型不一致
モデルが期待する入力の型(float32/int64等)と異なる型を渡した場合です。
解決方法
手順1: ONNX Runtimeのインストール
# CPU版
pip install onnxruntime
# GPU版
pip install onnxruntime-gpu
手順2: GPU Providerの設定
import onnxruntime as ort
# 利用可能なProviderを確認
print(ort.get_available_providers())
# GPU優先で設定
session = ort.InferenceSession(
"model.onnx",
providers=['CUDAExecutionProvider', 'CPUExecutionProvider']
)
手順3: 入力の型を合わせる
# モデルの入力情報を確認
for inp in session.get_inputs():
print(f"{inp.name}: {inp.type} {inp.shape}")
# numpy配列の型を合わせる
import numpy as np
input_data = np.array(data, dtype=np.float32)
まとめ
本記事で紹介した手順を試すことで、多くの場合問題を解決できます。環境固有の問題が残る場合は、公式ドキュメントやコミュニティフォーラムを参照してください。
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