はじめに
Ollamaの使用中に発生するマルチGPU分散エラーについて、原因の特定から具体的な解決方法まで詳しく解説します。
エラーの症状
複数のGPUを搭載しているにもかかわらず、Ollamaが1つのGPUしか使用せずVRAM不足エラーが発生します。nvidia-smiで確認すると片方のGPUの使用率が0%のままです。
主な原因
1. CUDA_VISIBLE_DEVICES設定の不備
環境変数で使用するGPUが制限されている可能性があります。
2. モデルサイズとGPU割り当て
モデルのパラメータ数に対して、Ollamaの自動分散ロジックが適切に動作していない場合があります。
3. NVLinkの非検出
GPU間の高速通信リンクが認識されていない可能性があります。
解決方法
手順1: 使用可能GPUの確認
# 全GPUの確認
nvidia-smi
# Ollama側の認識確認
OLLAMA_DEBUG=1 ollama run llama3.2
手順2: GPU指定の設定
# 複数GPUを明示的に指定
export CUDA_VISIBLE_DEVICES=0,1
ollama serve
手順3: モデルのGPUレイヤー分散
ModelfileでPARAMETER num_gpu 999を指定すると、可能な限り多くのレイヤーをGPUにオフロードします。
再発防止策
大規模モデルを使う場合は、事前にVRAM消費量を見積もってから実行しましょう。7Bモデルで約4GB、13Bで約8GB、70Bで約40GBが目安です。
まとめ
この記事ではOllamaのマルチGPU分散エラーについて解説しました。同様のエラーで困った際の参考にしてください。
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